カテゴリ:セミ( 4 )

2006・夏休みの観察・・・クマゼミとツクツクホウシ

ここ三年は、クマゼミが多く発生し、アブラゼミは少ないように感じます。自宅の庭先では、クマゼミが綱渡りならぬ
細枝渡りです。ほとんどの昆虫は、「枝の上を渡るのにな~ぁ。」と不思議な思いで観察していますと、ふと、「セミは、
保護色?」といわれた事を思い出しました。それで他のクマゼミも観察してみますと、クマゼミは自分の体の色をうまく
利用しながら、似た色の枝を探してとまっているようにも見受けられるのです。d0019350_13201295.jpgd0019350_13204546.jpg
■山紅葉は、幹に黒いコブがありますが、クマゼミは、そこに自分の黒い頭を付けています。コブの黒いシワと同化
しています。しかも、クマゼミの腹の色は、木の表皮と同じ色です。それに、透明の羽のスジまでもが、木の模様に
合っているのです。これは、偶然なのかな~ぁ?他のセミについても調べてみることにしました。d0019350_13352735.jpgd0019350_13355929.jpg
■先日の見学会会場では、ツクツクホウシが鳴いていました。でも、姿は全く見えません。鳴き声の方向に近づいても、
どこにいるのかすら分りません。枝を叩いてみますと、セミが飛び立ってしまいました。しかも、私の目の前、30cmの
ところからです。それで、その木を眺めていますと、あのツクツクホウシが戻って来たのです。今度は、影に隠れて、
静かに観察してみました。この木は、古木の為、表皮に苔が付いています。しかもツクツクホウシの頭の色と同じ色
ではないですか。セミは、その苔に合わせてとまる位置を決めているようにも見えます。それで、木の幹と同化して
目の前のセミが見えなかったのです。d0019350_100789.jpgd0019350_16368.jpg
■ツクツクホウシは、クマゼミに比べて用心深いと思っていましたが、樹液を吸っている時だけは、それに夢中で、近づい
ても気付きません。もちろん、私も気を送りながら近づきましたが、そのために動けなかったわけではなかったようです。
30mmまで近づいてみましたが、針のような口を木の皮に刺し、ストローでジュースでも飲むようにして、美味しそうに
樹液を吸っています。あまりにも美味しそうで、幸せな顔をしていましたので、そっと、その場を立ち去りました。d0019350_13224042.jpgd0019350_17455816.jpg
元々、セミの体の色は樹木の色に合わせた保護色だと思います。そ~っと近づいて観察してみますと、今まで気付
かなかったことも見えてくるかもしれませんね。 駿河工房 今井

[お知らせ]
8月19日(土)・20日(日)の「住まいの見学会」は、終了いたしました。
 多くのご来場、誠にありがとうございました。見学会会場の様子は、こちらをご覧ください。→Mさんの家づくり
  
建築にご興味をお持ち方は、こちらの宮ちゃんブログもご覧ください→静岡で満足できる木の家づくり。

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by surugaki | 2006-08-22 09:36 | セミ | Comments(10)

蝉物語

「山寺や石にしみつく蝉の声」

松尾芭蕉の句に読まれるくらい日本人と身近な存在の蝉、芭蕉は蝉の声を聞き、夏の風流を感じていたのでしょうか。
やはり「真夏」に「蝉」というのはどうしても切れないもの。蝉は7年も土の中で幼虫時代を過ごし、地上に上がって成虫
となります。約300個の卵から成虫になれるのは極一部だけなのに寿命は1週間しかありません。なんともはかない
ものですね。蝉はその間に子孫を残さねばならず、あの声はいわゆる「求愛」のためのものなんですって。

ある一匹の蝉物語・・・
d0019350_21395716.jpg
どうせモテないから、一人で鳴いてみた「ジジッー」って・・・
そしたら「クスクス」笑われた。恥ずかしかった。
でも、遠くの木で「ミーンミンミンミー」って
呼応して鳴く他種の奴がいたから、こいつとなら
友達になれるかもと思って、傍の木に近寄って
行ったんだ。
 笑わないでくれよ・・・7年間引きこもってた俺だからさ・・・
友達が欲しかったんだ。奴にいろいろと話したよ。
物心ついてからずっと独りだった事。
寂しくて、木に話しかけてた頃の事。
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d0019350_21594246.jpg自分だけが7年間孤独だったと思っていたけど、本当に
そうなのか?
漏れにはわからない。

「お前だけが一人孤独だったんじゃないぜ・・・」

ゾロゾロ・・・ゾロ・・・

「ジジッ、みんな孤独だったんだ・・・ジジジ」

神から許された寿命は1週間。

次々と死んでゆく仲間。次々と現れる敵。
この夏、ある一匹の蝉が生死を掛けた危険なゲームに
参加する。憎み合い・・・殺し合い・・・
そして、その蝉はある一匹の雌に出会う。



                              next


7年間も土の中で苦しんでやっと地上に出たのだから、さぞかし「地上は気持ちがいいな。世の中ってこんな景色もあるんだ。
こんなにおいしい物もあるんだ。」と言って、羽があるんだからあっちこっち飛んで遊びたいでしょうに…。
 でも、蝉はそれをしない。ただ、木にとまって一所懸命ミンミンミンと鳴いている。わずか1週間の寿命のなかでも、
ミンミンミンと鳴いている。それは、蝉は蝉としての義務を、わき目も振らずに必死に勤めているのかな。
為すべきことを為しつくして、往生を遂げるのが蝉の人生なんだと。

そう考えるのは私の勝手な想像であって実際に蝉たちはどう思っているかなんて誰にもわかるわけないですよね。
蝉にとっては暗い土の中での生活がとっても快適で至福の数年であったりするのかもしれない。
あまりに可哀想な蝉の一生で終わらせたくないという思いで今日の記事にしました。

企画営業課 松浦

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by surugaki | 2006-08-13 22:59 | セミ | Comments(10)

夏休みの宿題(その1)「蝉の観察」・・・熊蝉の好きな木

この暑さの中で蝉が競って鳴いています。自宅の周辺で鳴いている蝉は、ほとんどが熊蝉です。
近づくと鳴き声が、「しゃ~ぁ、しゃ~ぁーしゃ~ぁ~」から「しゃ。しゃ。しゃ」に変わり、
すぐに逃げ出してしまいます。ところが、隣の家の熊蝉は、近づいても逃げません。
それに、背丈が2m程度の木に17匹の蝉がとまっているのです。
欅や樫などの雑木の場合、蝉が鳴いても葉に覆われていて、ほとんど姿が見えません。
葉の少ない木で鳴いている蝉は、すぐ逃げ出します。どうしてこの木の蝉だけ逃げ出さない
のでしょうか。とても不思議です。
その木は「梅もどき」です。梅ではないけれど梅の木のような幹と葉を持つ木です。
私も松本城で見た「梅もどき」が気に入って、自宅にも鉢植えしました。
「梅もどき」には、熊蝉が好きな樹液やフェルモンが出ているのでしょうか。この木も
雄木と雌木があるそうです。これは、雌木だそうです。秋には、赤い実がつき、冬は
落葉します。今は、梅と同じ葉をつけ、涼しげです。四季を感じる木ですね。
「梅もどき」←赤い実が、ご覧いただけます。  駿河工房 今井

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熊蝉が、競って鳴いています。右は、自宅の「梅もどき」で、鉢植えにしてあります。

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「自宅の熊蝉と油蝉」・・どちらも山モミジにとまっています。羽以外の違いが分かりますか?
            今日は、暑さのせいか、近づいても逃げません。
by surugaki | 2005-08-01 10:30 | セミ | Comments(2)

蝉の抜け殻とコガネムシ

本社入り口の木には、多くの蝉の抜け殻が、付いています。蝉の幼虫は、七、八年間、
地中で暮らすと言われています。最近は、地面もアスファルトや、コンクリートで
舗装され、蝉にとっては、住みづらい環境になってきました。
土の面積、1㎡に対して1,2個の抜け殻が木に付いています。昔に比べて、
巣の密度が高くなっているようです。暑い中、うるさいとすら感じられた蝉の鳴き声も、
聞けなくなる日が来るかもしれません。そうすると、やはり寂しいですね。
今のうちに、庭に肥えた埴土と木を植えられれば、きっと、今年の蝉が産卵して、
7,8年後には、庭で蝉の脱皮が見られるかもしれません。
d0019350_1105852.jpgd0019350_1115166.jpg


d0019350_1145733.jpgコガネムシは、庭木の葉を食べてしまい
ますので、あまり好まれません。
蝉の抜け殻の近くにコガネムシが居ます。
よく見れば、きれいな色をしています。
最近では、玉虫が、居なくなりましたので、
羽が、光っている虫は、このコガネムシ
だけでしょうか。虫が、生きていけなく
なるという事は、食物連鎖と同じように、
人の生命にも関わる深刻な問題を引き
起こすかもしれません。


d0019350_1112026.jpg「オマケ」・・・油蝉(あぶらぜみ)
この抜け殻は、油蝉のものです。
蝉は、羽化してから2~3週間の命です。
あの鳴き声は、最後の華かもしれません。
まるで線香花火のようです。次代に生命を
託して、暑い夏と共に一生を終えます。
コンクリートの基礎に止まり、雨宿りを
しています。少し、はかなさを感じます。
駿河工房 今井

d0019350_19284695.jpg上の写真は迎川さんがご指摘
されたとおりカナブンでした。
コガネムシはこちらです。
関係者には、多大なご迷惑を
おかけし、申し訳ございませんでした。
by surugaki | 2005-07-25 11:12 | セミ | Comments(5)