気になる建物

私の家の近くに、いつも気になっている建物があります。もう、20年位前から、
ふとした時に思い出す存在です。それは、機械製造工場の片隅にある倉庫です。昔は、工場
でしたが、傷みがひどく、何年か前から倉庫として使われています。基礎のすぐ横には、
鳥が運んできたと思われる楠の木があります。私の会社にも、鳥が運んできた鼠モチがあり、
18年で、6メートルほどに成長していますので、それからすると、この楠の木は、50年
くらい経っているようです。たぶん、この建物も同じくらいの築年齢だと思われます。
屋根も穴があき、瓦も落ちていますが、補修もされず、そのまま使われています。棟の瓦や
北側の壁は、夏蔦で覆われています。地震がきたら倒壊しそうですが、私は、この建物が、
「どう朽ちていくか」を見届けたいと、思っています。


d0019350_940541.jpg建物と敷地境界の狭い間に、木が生えています
ので、きっと、鳥が運んできたと思います。


d0019350_9413922.jpg瓦棟には、夏蔦が這って、まるで、
草棟のようです。
所々、屋根に穴が、開いています。
中から見ると、トップライトから、
光が射しているようです。


d0019350_942084.jpg窓周りも、きれいに蔦で巻かれ、
木製の引き違い窓も、嵌め殺し窓
になっています。



d0019350_9421919.jpg駿河工房の静岡事務所にも、基礎から幹が出ています。
十数本ありますが、一番太いものは、直径18センチ
もあります。横のプロパンボンベを見ると、太さが
分かります。18年前に、鳥が運んだ鼠モチです。


駿河工房 今井
by surugaki | 2005-05-18 09:39 | 木の家 | Comments(4)
Commented by TABULA RASA at 2005-05-18 18:55 x
なんとなく朽ちてゆく建物には、私も興味がわきます。
使われていた時の、人の気配を感じたりすると、色々想像が膨らみます。
今井さんの場合は家を作る人だから別の感慨をお持ちでしょうね。
Commented by surugakinoienix at 2005-05-18 19:20 x
よく、田舎に使われなくなった小屋が、朽ちていくところをみますが、
土に帰る感じですよねぇ。でも、街中では、その前に壊されてしまう。
ましてや、最近の建材では、土に帰せない。生き物は、大地に生まれ、
土に帰るのが、自然だと思います。でも、最近は、世知辛い世の中に
なりましたね。
Commented by TABULA RASA at 2005-05-18 21:10 x
今度、実家近くの廃屋、めぼしをつけてありますから、写真アップします。
げきょの写真待ってます。
Commented by surugakinoienix at 2005-05-18 23:42 x
あ!そうそう忘れていた。あの楠の木の話。縣の下に心と書いて、魚を横に置くと、
ゲギョになりますが、早急に写真を撮りに行ってきます。昔、私が、携わった神社の
唐破風を写してきます。多少、ご期待ください。
<< 自宅のメダカ 城北公園 >>